ぽんのこつ

青年海外協力隊ソロモン看護師隊員の備忘録です。

夕焼け

4号報告書をやっとこ提出しました。

派遣されてから3か月後、半年後、1年後、1年半後、2年後と計5回の報告書をJICAに提出します。報告書ごとに記載項目が決まっていて、4号報告書は活動の進捗状況、課題解決のための取り組みと結果、活動事例の成功例・失敗例、受入国の人々の変化(活動のインパクト)、任国事情について各項目500字以内。報告書に加えて、活動計画表やら活動状況表やらその都度提出するものがあり、日本語版と英語版と2つ作成します。

 

4号報告書は1年半後のものなので本来なら4月の頭には提出するはずですが…私用でホニアラに上がったり、病院業務に忙しぶったり、体調を崩したり、配属先からのコメントをもらうのに時間が掛かったりでずいぶん遅くなりました。

ソロモンタイムに順応しすぎて、まともな言い訳すら思いつきません。

内容はまあ大したものじゃないですが、報告書の冒頭に記載する要約(800字以内)は以下の通り。

 

【配属から1年半が経過した。活動の進捗状況は生活習慣病クリニックでの外来業務、健康診断と保健指導、患者宅訪問、一般病棟の生活習慣病入院患者への看護ケアを継続し、また新たに病院スタッフを対象に各部署にて毎日の体操、毎月の体重測定、四半期ごとの目標達成者の表彰を行った。配属先に併設する眼科クリニックの業務補助も行っている。1月には他JOCVと共に医療者、患者を対象に糖尿病患者へのフットケアに関するワークショップをホニアラ、ギゾにて計7回実施した。2月には大洋州NCD広域在外研修がフィジーにて3日間開催され、カウンターパートと共に参加した。保健省とWHOが協働し作成したSolPENスクリーニングフォームが導入され、今後配属先での活用と州内各診療所への配布をすることで生活習慣病患者のフォローアップシステムの基礎になることが期待される。生活習慣病クリニックでの5S活動は継続しているが他部署への働きかけは依然できていない。課題解決のための取り組みとして、健康増進と疾病予防の意識の向上と生活習慣病対策の充実を目標に病院、地域にて活動している。生活習慣病クリニックの認知度向上と来院患者数の増加、運動習慣の推進と体重管理の成功例など人々の意識や行動の変容に一定の効果を感じている。看護師の要望で開始したZUMBAは参加者の減少により定期実施は頓挫したものの、他JOCVが作成した3分間のソロモン体操は勤務中の隙間時間に行える簡単な運動として取り組みやすく、多くのスタッフが楽しみながら継続できている。病院のマンパワーとしての業務が活動時間の大半を占めているが、医療者への教育や啓発、システム構築や業務環境の整備といった持続性のある活動を残りの任期の中でより一層強化し取り組みたい。】

 

いろいろ書いてますが結局はマンパワーとして肥満解消に貢献するべく日々楽しくやってますということです。

 

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病院からの帰宅途中、夕焼けがとってもきれいでした。

いろんな色に変化する海、満天の星空、飛び交うホタル、人々のピジン語、マーケットの野菜や果物…非日常だったはずのソロモンの風景や生活がいつのまにかすっかり日常になり、ゆるゆる溶け込んでいますが、残された4か月の時間をしっかり大切にしたいです。

と、自分に言い聞かせる。はー時間がない!