ぽんのこつ

青年海外協力隊ソロモン看護師隊員の備忘録です。

BODY HEALTH SCALE

1月の終わり頃から生活習慣病クリニックで体組成計の使用を始めました。
年齢と身長をセットして測定すると、体重、BMI体脂肪率、筋肉量、内蔵脂肪レベル、基礎代謝量、体内年齢が表示されます。各項目の簡単な説明と継時的に記録結果を書き込めるフォーマットを作成し、毎月の定期的な測定を促しています。f:id:hikari0408:20180520004303j:image

うれしいことが3つ。
その1. 自分自身の健康に興味を持ってもらうため、具体的な数字で見ることのできる体組成計を使い始めましたが、BMI24で甘めに設定して割り出した理想体重より30kg、40kgもオーバーしてたり、体内年齢が実年齢より10歳以上老けていたり、みんな想像以上の不健康ぶりで本人たちもわたしもびっくり。でも食事指導や運動指導に繋げやすくなったし、評判は上々のようで、キラキラに住んでいなくても口コミで測定に来てくれる人も増えて来ました。以前は丸一日患者が誰もこないなんてこともあった生活習慣病クリニックですが、今は20人くらいくることも。
その2. 100kg超の看護師が重度の肥満と実年齢+15歳の体内年齢という結果にショックを受けて、夕飯の炭水化物の減量と早朝のウォーキングを開始、2ヶ月で10kgのダイエットに成功しました。筋肉量はちゃんと維持して、体脂肪率を下げ、腰の痛みがなくなったのと本人もわたしも大喜び。
その3. 近隣の職場への出張健康診断を開始し、血圧、血糖値、体組成計の測定をしました。実施したのは学校、警察、州議会など。州議会の健康診断の翌日には、州を率いるお偉いさん方がいかに不健康で生活習慣病のリスクを抱えてるのか州議会の立派な会議室でプレゼンテーションをさせてもらう機会もあり、とても緊張しましたがいい経験になりました。州知事からストレートな意見と良いアドバイスをありがとうと言ってもらえました。笑

 

これまで150人以上が測定に来てくれて、2回目、3回目と継続して来てくれる人も徐々に増え、やれ体脂肪率が増えただの、やれ体内年齢が若くなっただの、やんややんや患者さんと一緒に一喜一憂して楽しんでます。

現状では、医療者でも生活習慣病に関する知識が十分ではなく患者教育に活用できる媒体もないので、測定結果をちゃんとデータとしてまとめながら、ソロモンの生活習慣病の実情に合わせた生活習慣病対策のパンフレット作りができたらいいねってカウンターパートと話しています。