ぽんのこつ

青年海外協力隊ソロモン看護師隊員の備忘録です。

たまには活動のことでも

ついつい普段の生活とか楽しかった思い出ばっかり書き連ねてしまうので。

 

ローテーション勤務も後半戦。
先週はPharmacy、今週はCBR(Community Based Rehabilitation)、来週はRHD/CHT(Reproductive Health&Community Health Team)で2ヶ月弱のローテーション勤務も終わり、その後はまたNCD(生活習慣病)クリニックに戻ります。
f:id:hikari0408:20180126143019j:image薬局でひたすら薬を詰める。

いろんな部署で勤務をして、産婦人科や外来や薬局など日本でも経験していない仕事ばかりだったので戸惑うこともありましたが、実際の勤務内容や診療の流れが分かったし、医療器具や薬の名前も覚えたし、何より患者さんやスタッフから存在を認識してもらって、よく声を掛けてもらえるようになったことがとっても嬉しい!
キラキラ病院での自分の知識や経験が増えたことで、最近は病棟や地域の訪問先でも生活習慣病患者さんに主体的に関わることができてるようになってきて、楽しいです。
日本の病院で勤務しているときも、夜勤の仕事を覚えたら日勤の仕事がやりやすくなったり、リーダーの仕事を覚えたらスタッフとしてどう動いたらより良いのかわかったり、全体の仕事や流れを知ることで、ひとつひとつの仕事の目的や見通しが明確になって働きやすくなったことを思い出しました。
それと単純に、NCDクリニックと比較して他部署は普通に忙しい!そうだよね、病院って忙しいところだよねって思い出しました。一通りの勤務はお手伝いできるようになったと思うので、NCDが暇なときは(というかいつも暇なので)積極的に他部署にヘルプに行こうと思います。自分の知識・技術の維持向上とスタッフとの信頼関係構築のためにも!

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病棟が忙しくてお昼を食べる時間がなかったとき、奥にいるいかつくて優しい上司(看護師)が作ってくれたカップラーメン。

 

もちろん楽しかっただけじゃなくて、手指衛生や清潔操作などの感染対策や、物品管理や作業環境などの5S、看護師の勤務態度や接遇、優先順位の付け方、急変時対応、抗生剤の適正利用、インシデント、申し送りや医療記録の内容、退院支援、基礎看護技術・知識の個人格差、、、あげればキリがないほど気になることもたくさん!
でも今はそれを上手く伝えられる語学力、コミュニケーション力に欠けていて、そもそもいちスタッフとして満足に勤務できているわけでもなく、まだ同僚からの十分な信頼を得ているわけでもない状況で、看護師経験年数が十数年も上のスタッフたちを納得させられる十分な根拠を持って指導できるような段階に自分はおらず…ジレンマです。
まだソロモンの医療現場を新鮮に感じられる今のうちに、疑問に思うこと、是正すべきことをちゃんと見出して、そして現地スタッフと一緒になってじっくりと解決策を導き出していけたらいいなと思います。

まだまだ道のりは…長い!