ぽんのこつ

青年海外協力隊ソロモン看護師隊員の備忘録です。

派遣前訓練 11日目 (7/10-7/16)

派遣前訓練2回目の日曜日が終わろうとしています。

早い。けど濃い。

 

simon classはプレゼンテーションとシャドーイングとエッセイを重視していて、とにかく喋りなさいという方針なので、とても楽しいです。ブロークンイングリッシュもいいとこです。

プレゼンテーションは毎週1人1回ずつ、先生役として一コマ授業を進めなきゃいけないので準備が大変ですが、simonが必ずwell doneと言ってくれるので頑張れます。プレゼンテーションもクラスの6人の個性があって、英語の授業なのにミャンマー語の練習してみたり、みんなで合唱したり。

エッセイは4ページ手書き。先週のテーマはthe road to KTC(志望動機)で、今週は尊敬する人について。ものすごーくたくさんの赤ペン先生が入ります。

 

午後の講座では、体力講座があって、simonに頑張りすぎないようにと言われましたが、案の定頑張っちゃって、A判定でした。

あとは救急法の講座で久しぶりに心肺蘇生しました。気合い入りました。

 浴衣の着付けの自主講座も開催しました。着物の着付けができる子が講師をしてくれて、わたしはお手伝いしただけですが。無事終わってよかったです。

 

土曜日の夕方まで授業みっちりで外出する時間も限られているのでお休みがとっても待ち遠しいです。昨日の夜は浴衣を着て宮田祇園祭りへ行って、五平餅と牛串とりんご飴とたこ焼きを食べました。今日は朝からランニック(ランニング×ピクニックだそうです!初耳!)に参加して10キロ走って、ちょっと川遊びしてソフトクリーム食べました。お昼は駒ケ岳SAのソースかつ丼食べました。おやつにメロンパンも買いました。

原因がさっぱりわかりませんが、駒ヶ根に来てから2キロ程太ってます。

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以上です。

派遣前訓練 4日目 (7/6-7/9)

ついに7/6より派遣前訓練がはじまりました。

初日からばたばたとあっという間に過ぎていき、今日は初めての休日です。

ここまでの流れをざっくり。

 

【1日目】

7:35新宿発のバスで駒ヶ根へ。うっかりバスの予約を出発3日前までサボってたら、乗るつもりだった一本後ろのバスはもう席がなかったので、ご予約はお早めに。駒ヶ根訓練所について、重いスーツケースや郵送した段ボールを4階まで必死に運んで、せっせと荷物の整理。片付かないままオリエンテーションや生活班ミーティングへ。部屋の並びも生活班も名前順でした。委員会決めもあり、生活技法委員というものに立候補してみました。野外訓練楽しみです。

 

【2日目】

6:30から朝の集い。人員確認、国旗掲揚、ラジオ体操、体力維持。ランニングコースは2.4キロ、2.8キロ、3.2キロの3コースがあって、張り切って3.2キロ走ってみましたが、ニート生活でたるんだ体には結構しんどかったです。できるだけ続けます。午前中はオリエンテーションとスタッフ、講師紹介と入社式。午後はいよいよ語学のクラス編成テスト。英語はリスニング35分、ライティング60分とスピーキングちょろっと。夜にはクラス編成と担当の先生が発表されます。そして自己紹介。楽しかったけど、190人の自己紹介はやっぱり長い。予定通りに終わらず、夕飯のあともまた集合して自己紹介の続きをしました。7/7七夕だったので、何人かで中庭に天の川ツアーに行きましたが、さっぱり見えませんでした。 

 

【3日目】

 坂に苦しみながらもなんとか3.2キロ走りました。朝の集いのあと急いでシャワー浴びて、朝ごはん食べて、英語のhome classへ。メンバーは6人、担当はsimon先生でした。みんななんだかんだペラペラ喋っていて、すごい。がんばらないと。午後は目標管理の講座。目標設定の意義や具体的な手法を学べて、すごくためになった。夜ご飯のあと、ソロモンメンバー10人で飲みへ。みんなといろいろ話せてとても楽しかった!居酒屋亀八は5人以上いれば送迎バスを出してくれます。ありがたや。

 

【4日目】

唯一の休日!でもみんな早くからテニスしたり、ランニングしたりパワフル…。あとは自転車でベルシャインやマツキヨに行った人、養命酒工場見学に行った人、県内の実家に帰る人など様々な過ごし方をしているようでした。わたしは朝ごはん食べて、洗濯して、図書館行って(医療系の本あまりなかった)、ちょっと課題やって、お昼食べて、班員とおしゃべりして、ちょっと勉強して、合気道の師範であるSVが開催してくれた護身術講座に参加して、開催が決まった自主講座などの準備をし、夕食を食べて 、ぼーっとしながら勉強して、今日発足したKTCヨガ会で満月ヨガを教えてもらって、すっきり!お風呂入って、洗濯物片付けて、明日の準備して寝ます。

 

 

2次隊は190人、その内SVさんが50人ちょっといます。

分刻みのスケジュールはなかなか忙しく、語学が本格的にはじまったらどうなるんだ…と不安ですが今の所楽しく過ごせています。しばらくブログを書く余裕はなさそうですが。

 

青年海外協力隊合格に向けてした10のこと

 わたしが青年海外協力隊を知ったのは中学生のとき。教科書に載っていた渡辺啓子さんの「無医村のやさしい人々」という話を読んで、漠然と憧れを抱きました。そんな憧れはすっかり忘れていましたが、親に勧められて看護学部に入学し、実習や国家試験をなんとなく乗り切り、そのまま付属の大学病院に就職し、このままでいいのかなーと思っていたところに、青年海外協力隊の説明会の中吊り広告を見つけました。その説明会で、看護師隊員として活動された方から直接お話を伺う機会があり、中学生の時の憧れの気持ちを思い出し、青年海外協力隊の合格がわたしの目標のひとつになりました。

協力隊の受験を決めたのが看護師1年目の春。初めて受験したのは看護師4年目の2016年春募集で結果は登録(補欠合格みたいなもので、結局繰り上がらず)、2回目の受験の2016年秋募集で合格することができました。

合格に向けて何か特別なことをしていたわけではないけれど、受験を決めてから合格までの4年間わたしがしていたことを書いてみます。

 

 

①実務経験3年

まず看護職の要請で大体必要とされる臨床経験3年以上を満たすため、大学病院に3年勤めました。経験がなくても良い要請も少ないけどあるし、逆に看護教育の要請などは5年以上の経験を求められます。実際、3年の勤務では経験としては十分とは言えないけれど、とりあえず条件を満たすことはできました。

 

②受験のための転職

協力隊の受験に対して理解を得られにくいこと、冠婚葬祭以外の希望休はほぼ出せないこと(シフトが出た後で協力隊の2次試験の日程が決まっても休める確証はない)、心身が忙殺される勤務の中3時間以上の残業が当たり前で帰宅するころにはヘトヘトになってしまうこと、年度末以外の退職は原則認めないこと…などの理由から大学病院で勤務をしながらの受験は厳しいなと思い転職を決意しました。同じ環境でも仕事と勉強と受験ときちんとこなしている方はたくさんいると思いますが、わたしには自分の時間が必要だったので、 3年目の夏に転職サイトに登録し、基本土日祝休み、残業なしの訪問看護ステーションに翌年4月に転職しました。

 

③親の説得

3兄妹の末っ子としてだいぶ野放しに育てられた私ですが、協力隊受験のことを両親に話すと、父親は協力隊員の事件や事故について色々調べて、せっせと私に教えてくれました。4年掛けてじわりじわり説得し、合格通知をもらう頃には反対しても無駄だなと理解してもらえました。1人では絶対頑張れないので、家族の理解は必須です。

 

④貯金

実家から通って大学病院で働いていたため貯金は比較的しやすい環境だったので、せっせと定額貯金してました。ニート期間に入ってからスリランカ、スペイン、北海道旅行に行ったりと自由に楽しめて、派遣後もすぐには困らない程度には余裕はあります。でも派遣の準備をする今、新たに買うものや年金などの出費の多さに愕然としております。準備に掛かったお金についてはまた書きたいと思います。

 

⑤説明会に参加してモチベーションを保つ

受験を決めてから、実務経験を積む3年間も定期的にJICAの説明会に参加していました。ホームページに説明会毎のイベントや参加予定の協力隊OBの情報が載っているので、看護職の人の話を聞きに行ったり、女子トークみたいなイベントに参加していました。日々の勤務が忙しすぎてついついやりたいことを忘れてしまいがちでしたが、説明会で直接話を聞くことで、自分のやりたいこと、わくわくすることは何かを思い出しモチベーションを保てていました。後述しますが、説明会ではいろんな人と出会いがあり、この人たちなしにはわたしの合格はなかっただろうと思うほどです。

 

⑥友達(受験仲間)をつくる

受験仲間は作ろうと思っていたわけではなかったのですが、協力隊の説明会で近くにいた子と偶然仲良くなりました。身近に受験仲間ができたことで、お互いに励まし合ったり、情報交換したり、2次試験前に面接の練習を一緒にしたり。その子は2016年春募集でHIV隊員に合格し、今はもうガーナで活動しています。その子が先に合格したからこそ自分の合格への意識も強くなったし、今後も派遣国は遠くてもその子の存在が活動の大きな励みになることは間違いないと思います。

 

⑦協力隊OBとの繋がりをつくる

これも偶然です、本当に周りの人に恵まれたなと思います。説明会で看護職の方の話を最後まで聞いていたのが私と上に挙げた受験仲間の子の2人だったんですが、ちょっとしたきっかけでそのまま3人でご飯に行くことになり、そこからずっとお世話になっています。たくさんのことを教えて頂いたり、国際保健のセミナーに誘って頂いたり、他の協力隊OBや同期になる協力隊員を紹介して頂いたり…このOBさんのおかげでわたしは国際保健や国際協力への一歩を踏み出すことができ、協力隊に合格できました。人との出会いって大切です。活動を精一杯することが恩返しになると思うので頑張ります。

 

⑧国際保健基礎講座、セミナーに参加する

OBの方に教えて頂いて、去年1年間、いろんなセミナーに参加しました。国際保健に最前線で携わっている方の講義やお話を聞けたり、ワークショップで色んなことを学んだり、新たな受験仲間を見つけたり、すごく有意義で楽しい時間を過ごすことができました。NCGMで開催されている国際保健基礎講座(http://kyokuhp.ncgm.go.jp/2017nendokeikaku0420.pdf)は、初心者にも分かりやすく国際保健の基礎が学べる全10回のコースで、医療職以外の人も参加していて、とても雰囲気が良く、おまけに受講料が1000円(学生は500円!)と安いので、とってもお勧めです。毎回違うテーマなので、興味のあるものだけ参加することもできます。わたしは8回参加したので修了証を頂けました。こういったセミナーは土日に開催されることが圧倒的に多いので、転職して正解でした。

 

⑨協力隊についてまわりに話す

家族や親しい友人に協力隊の受験についてや自分のやりたいことを話すようにしていました。人に話すことで自分の知識や考えが整理されるし、なぜやりたいのか、何がやりたいのかということが明確になりました。あとはこれだけ公言しておいて合格すらできなかったらダサいよと、自分にプレッシャーを与えました。

 

⑩協力隊のブログを読む

協力隊のブログはたくさんあるので、ちょこちょこ読んでいました。特に現在進行形で活動してる人のブログを読むのは憧れとテンションとモチベーションアップに効果的でした。あとは2次試験前にもたくさんお世話になりました。今もよく派遣前の準備についてのブログを検索してます。助かります。皆さん読みやすくて、面白いブログを書いていてすごいなぁと思うばかりです。

 

どうも自分の思うことを文書にすると長くなっちゃっていかんなと思います。今後の課題です。

 

そんなこんなでいよいよ7/6から派遣前訓練です。どきどきわくわく。準備進んでません。事前課題のレポートも本当にギリッギリ提出でした。なんならアウトだったかもしれません。

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荷物はスーツケース1つとリュック1つと郵送する段ボール1つ。シャンプー、本、靴など重くてかさばるものは郵送にします。

色んな人のブログを参考にしながら準備して、思ったよりは少なく済んだのですが、スーツケース半分が衣類とタオルで埋まったのは普通のことなんだろうか…?まだ持ち上げていないので、重さにも不安が残ります。

そういえばスペイン旅行の帰りもスーツケースがまさかの8キロオーバーで大変でした。手荷物で12キロ持って帰ってきました。

ツアーナース

 ニートっぷりも板についてきたところですが、勤労の義務も果たさないとということで、看護師の派遣会社に登録して、ツアーナースやってきました。


今回は小学校5年生と2泊3日の移動教室。
守秘義務に反しない程度にお伝えします。

【参加者】
児童60人弱(2クラス)、校長先生、担任の先生2人、補助員(大学生)2人、看護師(私)1人

【日程】
◯打ち合せ
移動教室の1週間くらい前に学校で担任の先生方と事前打ち合わせ。しおりをみながら児童数、健康状況(アレルギー、持参する薬など)、持ち物、集合時間などを確認。

◯1日目
06:15 職員集合(早い。始発の次の電車に乗った。)
06:45 児童集合、出発式

07:00 学校出発
10:30 現地到着、登山開始
12:00 山頂にて昼食
14:00 宿舎到着
16:30 児童入浴
18:00 夕食
19:00 肝試し(校長先生の話が怖くて脱落者続出)
21:00 消灯
21:30 職員会議
23:00 入浴
24:00 就寝

◯2日目
05:40 起床
06:00 児童起床
06:30 朝会
07:30 朝食
08:40 ウォークラリー出発
10:00 牧場到着(乳搾り、乗馬体験)
12:00 昼食、ソフトクリーム
14:00 宿舎に戻る
15:00 木工体験
16:30 児童入浴
18:00 夕食
19:30 キャンプファイヤー
21:00 消灯
21:30 職員会議
23:00 入浴
01:15 就寝(頑張っても看護記録終わらず)

◯3日目
05:15 起床
06:00 児童起床
06:30 朝会
07:00 朝食
08:00 部屋の片づけ、掃除
09:00 宿舎内レクリエーション
11:00 昼食
11:45 退園式
12:00 宿舎出発
15:30 学校到着、帰校式
16:10 職員反省会
16:45 養護教諭へ引き継ぎ
17:00 解散

【看護師の業務】
①怪我人の対応(捻挫、靴擦れ、鼻血、切り傷、火傷など)
②体調不良者の対応(熱中症、発熱、悪心嘔吐、頭痛、腹痛、咳など)
③重たい救護バックを持って登山しつつ、列から遅れた子を励まし登らせる
④入浴後の牛乳配り
⑤肝試し参加できない子達(20人弱)と別室で待機(ブラックジャック教えたら大ウケだった)
⑥職員会議で1日の健康状況を報告
⑦病院受診付き添い、保護者への報告
⑧朝、寝る前に児童が記載する健康の記録で体温、体調チェック
⑨看護記録、救護記録(重傷者に対する処置内容)の記載

【ハプニング】
はじめてのツアーナース。捻挫や発熱は予想の範囲内でしたが、想定外のことも2件ほど。
▶︎喘息発作
おそらく動物アレルギーからの誘発で起きたと思われる喘息発作。気が付いたらめっちゃヒューヒュー言ってる。でも吸入薬なんて持っていない、なぜならその子大きい喘息発作を起こしたことなんてないから…!保護者に電話で受診の了承を得て、宿舎の方に車で10分程の病院へ連れて行ってもらう。速攻で吸入と点滴を開始し、40分ほどで症状は改善したので一安心。吸入薬と内服薬をたくさん処方され、小児科への紹介状をもらって、宿舎へ戻る。先生方に状況報告、保護者に電話で説明、本人と保護者が電話で話してその日のうちに新幹線で帰宅することに。夕飯も食べずに保護者が迎えにくる駅まで宿舎から車で片道1時間半掛けて送り、保護者へ薬の説明をして引き渡し、宿舎に戻ったのは9時近く。先生方が夕飯のカレーを取っておいてくれてありがたかった。すーごい疲れた。
▶︎失禁
これは内容があれなんで詳しく書かないけど、帰りのバスで急にお腹がピーピーになってしまった子がいて、最後までバタバタだった。

【まとめ】
基本的には楽しかったけれど、重傷者も出て思っていたよりはハードだった。派遣会社から、登山があるので体力のある方をと言われていたけどこれは本当にそうだなと。単純に登山だけが辛いんじゃなく、怪我人の対応のため走り回ったり、朝早くから夜遅くまで、(今回はいなかったけど)体調不良者がいれば深夜まで対応したり、小学生が元気すぎたり。あとは看護記録が意外とめんどくさい。興奮した小学生の鼻血についてSOAPで記載するなんて無理。給料は日給制で、金額だけみたら悪くはないけど、重傷者や深夜の対応があったとしても手当があるわけじゃないから、何事もなく夜ぐっすり眠れた時と時給換算で比較してしまうと微妙かも。あとは先生方との連携必須なので、ここが上手くいかないと大分辛い。今回は校長先生、担任の先生、補助員の先生、宿舎の方、学校にいた養護の先生がみんな親切で優しかったのでとても仕事しやすかった。すごくオススメとは言えないけど、経験として、やって良かったなぁと思う。
次回は中学生と2泊3日の林間学校!どうなることやら。

よさこい

友達に誘われて、湘南よさこい祭りに参加してきました。

ダンス未経験だったけど、3ヶ月の練習期間を経て本番へ。とにかく楽しかったー。

いろんな繋がりで30人が集まり、振り付けはもちろん、楽曲、歌、掛け声、衣装、メイクすべてメンバーのオリジナル、手作り。優しくて、楽しくて、よく飲んで、よく笑って、すごい人たちに囲まれて参加できてとても良い経験となりました。あとは代表者T様のリーダーシップが素晴らしすぎて、とてもとても勉強になりました。

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希響(ききょう)というチームですので、よかったらYouTubeで動画観てみてください。ストリートでの側転7回、頑張りました。

 

ダンスは世界共通のコミュニーケーションツールなんていうもんだから、一芸身につけられたらいいなーくらいの気持ちで参加したけど、ぜひまたやりたい!ということで、一応訓練所とソロモンにも鳴子持って行ってみます。使うのか…?

青年海外協力隊の受験について②

ずいぶん日が空いてしまいました。

光陰矢の如しですね。

先日スリランカに行ってきました。
北海道の0.8倍ほどの小さな面積に8つも世界遺産があって、美味しくて、人が優しくて、程よく混沌としていて、とても魅力溢れる国でした。

f:id:hikari0408:20170519114145j:imageShigiriya rockや

f:id:hikari0408:20170519114253j:imageWorld's end!現地の人はみんなビーサンでトレッキングしてたけど、登山靴で正解だった。

 

 

さて、協力隊の受験について、続きです。

 

わたしが1回目の受験で合格できなかったのは、自分が『何ができるのか』ではなく『何をしたいか』しか考えてなかったからだと思います。
協力隊の合否を分けるのは、一番は要請とのマッチング。同じ看護職でもオペ室や眼科勤務、生活習慣病対策、臨床実習指導など要請によって求められている経験は異なります。もちろん経験が多いことに越したことはないけれど、臨床経験3年そこらではたかが知れてます。
1回目の受験では、第3希望までの要請を自分が興味のある地域看護の分野から選び、技術面接で初めに聞かれる志望理由も自分の経験をきちんと加味せずになぜ地域看護をやりたいのか、つらつらと笑顔で述べました。当然だけどこれが甘かった。
真顔の面接官(看護師)から
「基礎看護には興味がないってことね」(いやそれは言ってないし思ってないけど…)
「やったことないことやるつもりなの?無理でしょ」(ごもっとも)
訪問看護の経験は途上国の地域看護には繋がらないと思います」

「国を代表して派遣されるという自覚はありますか?」
「結局あなたは何ができるの」
「ちょっと言ってる意味がよく分からないわね」
とのお言葉を頂戴しました。言っていることはごもっともなんだけど、口調と表情がね…。途中で心は折れ、面接官の質問の内容も理解できず、自分でも何言ってるのかよく分からず。ひどいもんでした。今になって思えば、面接官が聞きたいことや質問の意図を理解できずに必死に自分を良く見せようと聞かれてないことペラペラ喋ったのが良くなかったんだなぁ、ばかだなぁ、と思えるけれど、面接室を出た瞬間の絶望感は人生で1-2位を争うレベル。むしろ結果が登録だったことに驚きました。

で、この反省を十分に生かして2回目の受験。看護師の面接会場は2つあるんですが、面接を待つ控え室での周りの人からの情報によると、どうもわたしの面接官は前回と同じ人っぽい。トラウマ…。名前を呼ばれたら面接室の前まで行って、2人くらい並んで30分くらい座って待ってるんですが、面接室から涙目になって出てくる人とか、面接室を出て開口一番「むかつくー!」と小声で吐き捨てた人がいたとかいないとか、色んな話を聞かされました。直接見たわけではないのでよく分からないけれど、面接官にむかついてもねぇ。

自分の番がきて、案の定同じ面接官でしたが、とにかく余計なことを言うんじゃないぞと自分に言い聞かせ、

希望するのは病院と保健サービスのどっち?要請を選んだ志望動機は?→要請にこだわりはありません!看護師経験は十分とは言えませんが、生活習慣病には多く携わってきたのでその経験を活かせる要請を希望しました。

糖尿病看護にも関わった?→はい!

5Sの経験は?→ありません!

母子保健の経験は?→ありません!

教育経験は?→ありません!プリセプターだけです!

プリセプターはどのくらい?→病棟で1年と訪問看護で3ヶ月やっています!

志望動機は実際はもう少し長めにいいましたが、本当にこんな感じで聞かれたことだけYES、NOで答えて、さらに向こうが突っ込んできたら簡潔に答える、を繰り返しました。他にも質問事項はちょろちょろあったけど忘れちゃったなぁ。「(経験)ありません!」を元気よく3回ほど繰り返したところで、「わかりやすくてよろしい。生活習慣病だけで勝負するということね。」的なお言葉を微笑みながら頂き、これでいいのかーと思いつつ、あとは質問というより確認をされて、手応えは特になく10分くらいで面接終了。面接の最後の方で面接官2人がソロモンの要請が合ってるかもねーなんて話をちらっとしていて、合格通知も本当にソロモンでした。

 なんかあまり参考にならなそうですが、こんな感じです。

 

協力隊は合格してからの提出物がなんやかんやとあります。自己学習レポートはやっとこ終わらせたので、協力隊講座の受講をぼちぼち開始します。レポート、レポート、レポート!

今週末は2次隊駒ヶ根訓練所の人々と初飲み会の予定です。楽しみー。

 

 

青年海外協力隊の受験について①

こんばんは。

先日、家族旅行の途中で駒ケ岳SAに寄る機会があり、SAから歩いてすぐの訓練所の入り口まで行ってみました。色んな方のブログに出てくるSAのコンビニにはやっぱり一次隊の方々がたくさんいました。話しかけようか迷った末、やめました…。

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駒ヶ根訓練所前でわたしより楽しむ両親。

訓練が始まるまでの残り2ヶ月、一緒にいろんなところにお出掛けしようと思います。

 

で、今日は少しでも有意義なブログにするために青年海外協力隊の受験について書きます。

わたしも2次試験前は色んなブログを読み漁り、面接の質問事項をまとめたりしてました。友達と一緒に長所、短所を言う練習したり、酔っ払った叔父に面接官役をしてもらって擬似面接したり。本番では一切聞かれなかったけど。

健康診断のこと、試験の流れや面接で聞かれる内容については色んなブログに分かりやすーく書いてあるので、主に看護師の試験のことについてやわたしの失敗談、ドキッとした質問内容など。

 

わたしは協力隊を2016年春募集と秋募集の2回受験して、1回目は登録、2回目で合格でした。

看護師の一次試験では職種別問題があり、いくつかテーマがありますが、要は自分が行った看護についてのケースレポートを書きなさいってこと。1回目の受験のときは、ちょうど1ヶ月前に病棟で書かされたケースレポートがあったので、それをテーマに沿ってちょっと修正して提出しました。ズボラだけど、受かればいいんです。

うる覚えですがレポートの内容をざっくりまとめると

1回目:長期入院に伴うADLの低下した患者への多職種連携による食生活支援を中心とした退院調整について

2回目:利用者のQOLの向上と家族の介護負担軽減のために訪問看護師が中心となって行った関係職種の連携と社会資源等の活用について

分かりにくいけどこんな感じです。2回目の時なんて提出期限ギリギリに一夜漬けで書き上げました。すみません、受かればいいんです。

途上国での活動に直接的に繋がるような内容なんて書けないので、自分が何を問題と捉え、問題解決のためどのような働きかけをしたのかを看護理論も交えながらできるだけ系統立てて述べることを意識して書きました。あとは協力隊の活動は周りの人との関わりなしにはできないから、できるだけ他職種連携は絡めておこうかなみたいな。もともとのテーマがわりとざっくりなので、看護の内容より単純に論理性やアセスメント力、文章能力を見てるのかなと勝手に解釈。

 

2次試験は人物面接と技術面接。

前評判通り、人物面接はとても和やかな雰囲気で終わりました。でも1回目の面接の最後に「なんか受け答えがきれいなんだよね。他の人を蹴落としてでも行きたいって思う?」と正解のないであろう質問をされました。情熱が伝わらなかったからかしらと思って、協力隊やりたいよアピールをもう一度しました。2回目の時の最後の質問は「活動以外でやりたいことある?」と訊かれ、お祭りに参加したいですと答えました。

 

思いのほか長くなってしまったので、大失敗した技術面接についてはまた後ほど。