ぽんのこつ

青年海外協力隊ソロモン看護師隊員の備忘録です。

豚骨

ソロモンのローカル料理、モツ。
豚や芋をバナナの葉と石で包み一晩掛けて蒸し焼きにします。f:id:hikari0408:20180714193018j:image
お祭りなど人が集まるときに食べるのですが、豚を丸々使うので、たくさんの骨が残ります。で、この間その骨を全部貰ってきて、ネギ、玉ねぎ、生姜、ニンニクとことこと煮て、豚骨スープを作りました。f:id:hikari0408:20180715000908j:image約1年ぶりの豚骨らーめんとってもおいしかったです。f:id:hikari0408:20180715000904j:image犬たちにも骨をお裾分け。

 

気がつけば、駒ヶ根での派遣前訓練開始から1年。あっという間です。

松尾さん

また犬の話題。

ジュニがいなくなり、聞くところによると近所のおばちゃんが実家に連れていったとのこと。

びっくりしました。元気にしてるといいんですが。

落ち込んでたら、隣人が突然どっかからまた子犬を連れてきてくれました。犬を連れて行くのも連れて来るのも特に断りがない、これがソロモン。

f:id:hikari0408:20180715000917j:image松尾ぽん太です。

マキラの名産品であるバナナの和名が『芭蕉』なので、松尾さん。あとは顔がたぬきっぽいのとお腹がぽんぽこなのと飼い主がぽんこつなのと日本酒が飲みたい気分だったので、ぽん太くん。

 

ジュニがいなくなった時点で、もう犬を飼うのはやめた方がいいんじゃないかとも思ったのですが、せっかく松尾さんがきてくれたので、仲良くやっていきます。

 

7月末にキラキラに新隊員さんが来る予定になっていて、松尾さんっていう名前だったらどうしようってちょっと心配してましたが、どうやら違うみたいです。良かった良かった。

NCDスクリーニングツアー

配属からはや7ヶ月。
ずーっと延期、延期になっていた出張にやっと行くことができました。
キラキラからOBM(エンジン付きボート)で1時間半くらいのUgiという島に、生活習慣病のスクリーニングツアーへ。
目的は、生活習慣病患者やリスクのある人の早期発見、早期治療と予防の指導、生活習慣病に関する啓発活動です。
6日間の日程で、12の村をまわります。
出発前日になってもボートの確保ができていない、病院からのボートのガソリン代や出張のための食費等も支払われていない、出発当日の朝になってもまだ出発時間が分からない、カウンターパートの電話も壊れていて繋がらない、という安定の?ソロモンっぷりでしたがどうにかこうにか夕方に到着、カップラーメンを食べて1日目は終了しました。
次の日から、1日に2〜4つの村をまわり、30歳以上を対象に血圧、血糖、身長、体重、BMIの測定、喫煙、飲酒、ビートルナッツの有無、家族歴の聴取等を行いました。
患者さんへの結果のフィードバックが曖昧とか、スクリーニング実施について住民への周知不足とか、効率の悪さとか、医療物品の不足とか、啓発活動の準備不足とか、そもそもスケジュールがタイトすぎるとか…反省点、改善点は山ほどありますが、初めてNCDの出張としてコミュニティを巡回し、キラキラとはまた違う生活習慣を見ることができて、とっても楽しかったです。肥満度や高血圧、高血糖の人の割合が村によってすごく差が大きかったのが印象的で、今後、食事内容や運動習慣についてより詳しく調査をしたいなと思いました。初めての出張だったのと、時間的にもハードだったので、今回は基本的なスクリーニングだけで終わってしまったのはしょうがないかなと思いますが下準備の大切さを痛感。

砂浜で健診したり、f:id:hikari0408:20180714193013j:image
ブッシュの中を歩いて村に向かったり、f:id:hikari0408:20180715001041j:image
各村に折り鶴モービルを配り歩いたり、f:id:hikari0408:20180715000838j:image
貝や伊勢海老や海亀を山ほど食べたり、f:id:hikari0408:20180715000851j:image

初日に泊まっていた家の階段から滑り落ちて腰を強打し、翌日以降のボート移動で波の揺れの中痛みに耐え続けるとか、藪の中を20分歩いて川に行ってシャワーと洗濯をするとか、トイレは海とか、行く村全部で芋やバナナが出てきてフードファイトし続けて6日で体重が3キロ増えたとか、愉快な思い出もたくさん。
同僚がナイトダイブしにいって、信じられない量の魚を捕ってきてくれて、我が家の冷凍庫は今魚でいっぱいです。

eye operation

今週は、ホニアラのEYEセンターから医療チームがきて、マキラ中の眼科患者さんをまるっと1週間で手術しています。

わたしの配属先である生活習慣病クリニックと眼科のクリニックは1つの建物にまとまっていて、専門の看護師がそれぞれ1人ずつしかいないので、こういった一大イベントの時にはお互いに手伝っています。
2週間かけて眼科の看護師とわたしのカウンターパートはマキラ中の村を回ってスクリーニング検査をして、手術が必要な人をピックアップし、わたしは1人クリニックにのこって生活習慣病患者と眼科患者の対応をしました。眼科患者さん診れないけれど…。
金曜日から患者さんをトラックやボートで集め、先週の土曜日にホニアラから眼科医1人、看護師3人が到着、日曜日は休日返上で術前検査。わたしは100人以上のバイタルサイン測定と血糖測定とマラリア検査をしました。疲れた。

で、月曜日からは朝から晩までひたすら手術。日本でどのくらいの件数が行われているかわかりませんが、1日に白内障40人のオペをどんどんこなしていく先生すごいです。レンズをツルッと出して入れる白内障のオペがとても面白い。f:id:hikari0408:20180510040525j:imageちょこっとだけお手伝いもさせてもらってます。80歳代の夫婦が2人して手術を受け、翌日、約3年ぶりにお互いの姿を見ることが出来て大喜びで握手するっていう素敵なエピソードもありました。

帰りの飛行機が満席だったため、滞在予定が1日短くなり、マキラ中の患者さんをたった4日間で手術しちゃおうっていう強行スケジュールの中、段取りが悪くて手術室のセッティングがなかなかできず、初日のオペ開始が1時間半遅れたり、機械が壊れたりして1時間以上空き時間があったり(今です。暇。)、患者が時間になっても来なかったり、夕方にいきなりどっと来たり、どう考えてもスタッフの数足りないのにさらにサボる人がでてきたり、そんなこんなで終わるのが夜9時すぎになったりしてますが、この1週間はお昼ご飯と夕ご飯を病院のスタッフ(眼科看護師の妻とか勤務が休みの看護師とか)が準備してくれて、もりもり食べて頑張ってます。帰りの夜道も危ないからと総勢7人で家までお見送りしてくれます。ありがたや。

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この眼科オペの1週間は生活習慣病クリニックの診察も中断してしまうので、それはいかがなものかとは思いますが、それでもみんなで力を合わせて頑張るっていいなぁって思わせてくれるアットホームな感じがとっても素敵です。時間の無駄は確かに多いけれど、日本の医療現場や看護師の殺伐とした厳しさのほうがよっぽど無駄じゃないかしらって思えてくるくらい、ソロモンのおおらかさは心地よいです。

洋服の仕立て

ソロモンで売っている服は古着が多いです。
安いものだと$20〜30(300〜450円)程度で購入できます。

教会に行く時がみんな1番気合を入れておしゃれをしますが、その服はだいたい自分で作ったり、仕立ててもらったりしているようです。
ホニアラのセントラルマーケットではおばちゃんたちがお手製のアイランドドレスやアイランドシャツを売っていて、みんなでアイランドドレスを選びあいっこして購入しました。1着$100(1500円)。f:id:hikari0408:20180520005301j:image

 

先輩隊員たちがお揃いの布でシャツやドレスを仕立てて貰ってるのがとっても素敵で、わたしも年末にホニアラに上がった時、布を買ってワンピースとツーピース二種類のドレスを仕立ててもらいました。f:id:hikari0408:20180520005356j:imageキラキラに遊びに来た同期と一緒に着て教会に行きました。


布が1ヤード$20〜40、仕立て代が1着$100なので、だいたい2000円くらいでドレスが作れます。同期でお揃いの布でアイランドシャツも作っているので、完成が楽しみです。

BODY HEALTH SCALE

1月の終わり頃から生活習慣病クリニックで体組成計の使用を始めました。
年齢と身長をセットして測定すると、体重、BMI体脂肪率、筋肉量、内蔵脂肪レベル、基礎代謝量、体内年齢が表示されます。各項目の簡単な説明と継時的に記録結果を書き込めるフォーマットを作成し、毎月の定期的な測定を促しています。f:id:hikari0408:20180520004303j:image

うれしいことが3つ。
その1. 自分自身の健康に興味を持ってもらうため、具体的な数字で見ることのできる体組成計を使い始めましたが、BMI24で甘めに設定して割り出した理想体重より30kg、40kgもオーバーしてたり、体内年齢が実年齢より10歳以上老けていたり、みんな想像以上の不健康ぶりで本人たちもわたしもびっくり。でも食事指導や運動指導に繋げやすくなったし、評判は上々のようで、キラキラに住んでいなくても口コミで測定に来てくれる人も増えて来ました。以前は丸一日患者が誰もこないなんてこともあった生活習慣病クリニックですが、今は20人くらいくることも。
その2. 100kg超の看護師が重度の肥満と実年齢+15歳の体内年齢という結果にショックを受けて、夕飯の炭水化物の減量と早朝のウォーキングを開始、2ヶ月で10kgのダイエットに成功しました。筋肉量はちゃんと維持して、体脂肪率を下げ、腰の痛みがなくなったのと本人もわたしも大喜び。
その3. 近隣の職場への出張健康診断を開始し、血圧、血糖値、体組成計の測定をしました。実施したのは学校、警察、州議会など。州議会の健康診断の翌日には、州を率いるお偉いさん方がいかに不健康で生活習慣病のリスクを抱えてるのか州議会の立派な会議室でプレゼンテーションをさせてもらう機会もあり、とても緊張しましたがいい経験になりました。州知事からストレートな意見と良いアドバイスをありがとうと言ってもらえました。笑

 

これまで150人以上が測定に来てくれて、2回目、3回目と継続して来てくれる人も徐々に増え、やれ体脂肪率が増えただの、やれ体内年齢が若くなっただの、やんややんや患者さんと一緒に一喜一憂して楽しんでます。

現状では、医療者でも生活習慣病に関する知識が十分ではなく患者教育に活用できる媒体もないので、測定結果をちゃんとデータとしてまとめながら、ソロモンの生活習慣病の実情に合わせた生活習慣病対策のパンフレット作りができたらいいねってカウンターパートと話しています。

犬たち

1月にもともと買ってた犬が出産で亡くなり、5匹の子犬を育てている話をブログに書きましたが、やはり生まれたばかりで母犬がいない環境は厳しいらしく、1週間と経たないうちに全員亡くなってしまいました。なかなかしんどく、結構泣いて落ち込みました。
子犬たちはみんな母犬のヌッピーと一緒の場所に埋めました。

f:id:hikari0408:20180520004306j:image2月3日の大雨の日に、全然知らない男の子が突然1匹の黒い子犬を抱えててきて、いるか?と聞かれたので、いります!と答え新しいヌッピーが我が家の一員になりました。
故ヌッピーはスヌーピー・バナナ・キラキラ
新ヌッピーはスヌーピー・フキ・ソルライス
ソルライスはソロモンでシェアNO1(多分)のお米の品種です。たくさんおいしいご飯を食べて大きくなるように。

f:id:hikari0408:20180520004305j:image子犬のヌッピーがきて3日程後、家の周りをちょろちょろする茶色い子犬が。お隣さんの飼い犬ルビーの子供で、なんだかうちに居座るようになりました。はじめは雄だと思っていたので、ルビーjrと名付けたのですが、じつは雌だったのでちょっと略してジュニと呼んでいます。耳が大きくてキツネみたいなので、ルビー・Jr・フォックスと最近決めました。

多分同じくらいの月齢で、ご飯を取り合いながら、というか気の強いジュニがあほなヌッピーのご飯を横取りしながら、2匹は仲良く育ってきました。f:id:hikari0408:20180520004858j:image
でもある朝、ヌッピーが向かいのゲストハウスのケーブルを齧ってカエルみたいな格好で感電死しているのが見つかりました。日頃からあほな子だとは思ってましたが、最期まであほでした。

そんなこんなで、犬を飼ったことのかなったわたしが2ヶ月の間に7匹も犬を看取るというなかなか飛び級で経験値をあげています。
f:id:hikari0408:20180520004307j:image残ったジュニは今度はお母さんのルビーとご飯を取り合いながら元気に暮らしています。お座りと待ては習得したので、今お手を教えてますがなかなか。立派な番犬に育てられるよう頑張ります。